「計装」という言葉は、皆様にとっては、あまりなじみがない言葉かもしれません。
しかし、計装の概念は、奥深く極めて論理的で、さまざまなビジネスシーンにおいても貴重な示唆に富んでいると思っています。
計装を説明する為に、設備保全における「事後、予防、予知」の3つのフェイズについてお話しします。「事後保全」というのは、設備が故障してから修理をすることであり、「予防保全」は、一定期間ごとに点検をして、故障する前に整備をすることです。「予知保全」というのは、設備の正常性を常に監視・診断し、データの傾向等から将来起こりうる異常を事前に予測し、いち早く対処することによって、常に正常で最適な状態を保つことです。ビジネスを効率よく進めるための代表的なPDCA理論も、Do(実行)をより効果的、効率的にするためには、適時Check(点検・評価)を行い、Plan(計画)との差異をAct(改善・処置)で改善する一連のサイクルを繰り返す、計装技術に通じるところがあるのではないでしょうか。興安計装は、昭和35(1960)年の創業以来、実直かつ堅実に計装技術サービスを事業として展開し、そこで培ったノウハウを「KOAN基準」と呼ばれる企業哲学として構築してきました。そこに、妥協はありません。そして、現在、興安計装は、次の3つの事業を運営しています。
1)ネットワーク技術サービス事業:サーバ、ネットワークの監視・運用・保守のためのシステム設計、構築ならびに24時間・365日の監視・運用・保守の受託、および情報通信機器の検査・検証、設定・整備などの事業。
2)在宅医療機器技術サービス事業:在宅医療機器用の電子基板の設計・開発・製造・修理・メンテナンスおよびソフトウェアの設計・開発などの事業。
3)エンジニアリング技術サービス事業:各種プラント製造設備の詳細設計・保守計画、自動制御盤の設計・製作計装制御機器の点検・整備・修理・校正など最新のエンジニアリングサービスを提供しています。
これら3つの事業には、創業以来培ってきた「計装技術」と「計装哲学」が太い幹となって貫かれています。高い効率と安全性を求める産業社会のみならず、コンピュータ化やデジタル化が進んだ高度かつ複雑な情報通信の世界でも、計装技術サービスの必要性がますます高まっています。興安計装は、「計装技術」と「計装哲学」によって「技術サービスメーカー」として、また「トータルソリューション企業」として、飽くなきチャレンジと社会貢献に邁進してまいります。


